あなたの呪いは何色ですか?の話
2018年7月7日、桜坂劇場にて前野健太さんと大森靖子のツーマンを観てきました。
ぼくは大森さん目当てでしたが、前野さんも面白い方でした。アルバム「サクラ」だけは予習として聴いていたので、そのアルバム中心のセトリでとても楽しめました。
今回心をつかまされた曲はアンコールのときの「友達じゃがまんできない」でした。
Youtubeに上がってる、過去の二人でやったときの映像は観ていたのですが、タイトルの印象で「友達じゃがまんできないよな、セックスしたいよな」といった男の心情を歌った歌だと勝手に思っていたのですが、全然そうじゃなかったんですね。
この中で歌われてるのは純粋な恋心でした。タイトルだけでスケベ心丸出しの曲だと思っていたぼくは猛省しました。すみません。
で、生でこの曲を聴いたとき、ぼくはハッとしました。そういえば、もう5年くらい恋をすることがなくなった、恋愛感情が死んでたんだなって思いました。
大学生のときは出会いの場が多かったので、好きな人はよくできていたのですが(ほとんど恋は実りませんでしたが)、それすら無くなっていた。
大森さんはこの日のライブで「呪い」の話をしていました。
誰だって呪いを持っている、それとどう向き合うか。。。
ぼくの場合は、と考え、思いついたのが、下品で申し訳ないのですが、童貞であることが1つの呪いでした。
童貞であることのコンプレックスをずっと抱え、27までそれを引きずっていました。
好きな人もできなくなり、恋愛もようわからんくなってたけど、エロいことだってしたいし、このまま童貞でいることに危機感を覚えました。
見知らぬ土地の風俗で捧げた、その人はおばさんでした。
はじめての人肌、はじめてのセックス、童貞という呪縛からの解放。
とまあ、こんなモテない男子の話をしたわけですが、『友達じゃがまんできない』を聴いて、なんだか恋してみたくなった。
世間ではぼくみたいな人を「素人童貞」というらしい。誰だよこんな言葉作ったやつ、と思うのですが、「愛のないセックスしかしていない」とディスりたいってことでしょう、たぶん。
純粋な愛の先にそれがあるのか、下心あっての愛なのか、まあ恋は下心というし後者でもいいでしょ(なんて不純な笑)
なんだか衝動的に書いてしまいましたが、これも大森さんと前野さんのせいですね(笑)要は恋に前向きになりたいってことです!
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でわでわ。