イケナイコトカイ後編
前回のブログを読むことをおすすめします。
マッチングアプリで知り合ったAさんを泊めることになり、動揺するぼく。
自宅に着き、彼女を部屋に入れることに。
女性の方を一晩泊める。。。これは何をすれば正解なのか。。。
とりあえずAさんが着替えたいというので、ぼくが持ってた大森靖子さんのナナちゃんTシャツ(くまちゃん!)と、ジャージを貸してあげることにした。
着替え終えたAさんには、いつもぼくが寝ているロフトのほうで寝てもらい、ぼくは下のリビングで寝ることにした。
酔っていたためすぐに寝始めるAさん。これはそっとしておいてあげるべき???
誰かにこの状況を話せる人!!!と思い、友人に連絡してみるが遅い時間のため話を聞いてもらえず。。。
手を出さないでね!って言われたし、そうしたほうが正解なのかも。
あまりにも慣れていない状況のため、悶々としながらも寝ることに。当然あまり眠れず。
朝はぼくだけ起きていたが、何もすることがない。何時にAさんが帰るのか聞くのを忘れていた。まだAさんはいてくれるのだろうか?彼女がいてくれる時間も残りわずかだろうが、何が起こるか分からない。
よし、念のためコンドームを買いに行こう!
いつぼくが獣(けだもの)になるか分からない。なら、前もって準備しておいてもいいはず。というわけで近くのコンビニでコンドームを買うことにした。
そのあと少しして、Aさんが起きたのだが、まだ酒が残っているためもう少し寝るといいだした。
ここでぼくは言った。
「一緒に横になって寝てもいい?」
Aさんはすんなり受け入れてくれた。こうして川の字(一本足りないけど笑)になって寝ることに。
あわよくばAさんの体温が感じるぐらい密着できればと思っていたので、このシチュエーションにはかなりドキドキした。
彼女の温もりを感じながらも、近すぎるかなあと彼女の背中を眺めていたら、彼女がぼくの手を彼女の胸元に移動させた。
「そういえば、ハグチューしてあげなきゃね。」
今度は彼女が下になり、ぼくがそれに覆いかぶさる形に。彼女に全体重をあずけ、見つめあう。
「Aさん、ごめん!がまんできない」
「・・・わかった。してもいいよ」
OKの返事を出した彼女は、いったん歯をみがいてお風呂に入ることに。歯ブラシをぼくのと間違えるハプニングがありつつ(笑)、準備が整う。
そしてぼくたちは・・・あ、あれ?このページだけナニかでくっついてる!(ご想像にお任せします)
無事大人の階段を上ったぼく。「もっといい彼女見つけるんだよ」とAさん。
ワンナイトラブというかワンモーニングラブ(?)を終え、Aさんを駅まで送ることに。果たして今後は友達の関係のままでいいのだろうか?いまだによく分からず。
その日は大学の後輩と夜飲んで、今回の出来事を話したり、ほかにも数人この話をしたのだが、まあ笑い話として話していたつもりが、だんだんフラれたことのショックが大きくなっていった。よく考えるとフラれる度に誰かにフラれた話を聞いてもらって引きずるタイプのぼくであった。
とまあ思い返してみると、一日中デートしたり、泊まりにきてくれたり、ぼくのTシャツを着てくれたり、歯ブラシを使ってくれたり、一緒に横になってくれたり・・・って、これ恋人としたかったシチュエーションだよ!!!なんだかんだ夢が叶ってたりしていた(笑)
今回のことが世間ではイケナイコトなのかも知れないですが、こんなことホントにあるんだなあと思ったりしました。ただ、Aさんの優しさに付け込んでしまったという反省はあります。ホント優しい人なんですよ。。。はい。
今回の出来事のあと、岡村靖幸さんの「イケナイコトカイ」をずっと聴いてました。
最後はその歌詞でおしまいです。
『眠れない夜は屋上に上って 風に尋ねてるんだ
「ねえ ドンファン 虚しいことなのか?」
彼女のLove, Sex, Kiss 朝からずっと待っている』
(岡村靖幸「イケナイコトカイ」)
でわでわ。