吉澤嘉代子『女優姉妹』
11月7日に発売された吉澤嘉代子さんのニューアルバム『女優姉妹』の紹介です!
とにかくこのアルバム、名盤だと思います。初回特典には東京国際フォーラムで2日間行われたライブの模様がまるっと収められたDVDが付いてます。ぜひ買いましょう!
今作のテーマはあちこちで言われてますが「女性の性(せい)と性(さが)」。聴けば聴くほど、そのテーマにかなり踏み込んだ作品であることが分かります。
シングルになった曲を中心にあげると、
『月曜日戦争』
会社で働くOLさんをモチーフにした曲。月曜日という社会人にとって一番つらい日を、吉澤さんの手にかかれば、宇宙で戦う女戦士の話となるのです!笑
とてもかわいらしい曲です。
『残ってる』
朝帰りをした女の子の心境を歌った曲。先日ぼくも朝帰りをした(させた?)から、ホントにこんな気持ちになるんだーと思ったり。(笑)
『女優』『ミューズ』
そしてこの2曲ですよ。
『女優』ってタイトルだけだと、女の子はだれでも女優としての一面を持っている、みたいなテーマの曲かなーと思わせといて、聴いてみると、
「午後の撮影スタジオ 白い天井仰ぎ
視線に囲われながら誰と交じりあう」
女優は女優でもAV女優のほうだった!吉澤さん自身もこの曲はポルノ女優のことを歌った歌だと発言しています。でもそんな女優でも「瞳に宿った微かな光」があり、「悪い魔法」をといてあげようとする。
そして『女優』のあとに『ミューズ』である。
『ミューズ』はストレートな女性賛歌の曲である。
「かがやきは傷の数だけ
いびつな傷跡が乱反射した
戦っている貴方はうつくしい」
あらゆる女性を賛歌する吉澤さんの意思が強く感じられますよね。
他にも素敵な曲がたくさんあり、でも最後は『最終回』でおっぴろげなフラれ節で終わるのも、いつもの吉澤さんというか。笑
今のところ売れ行きもよさそうなので、ぜひ買いましょう!(2回目)
DVDの話もしたいけど、、、またにしようかな。
でわでわ。